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『住宅窓の断熱化による省エネルギー効果』

板硝子協会(建築委員会・省エネ専門グループ)において、京都議定書以降の環境問題に関する省エネルギー意識の高まりを背景に、欧州では事実上義務付けられている「Low-Eガラスを用いた複層ガラス」を全ての既存住宅に使用した場合の省エネルギー効果のシミュレーション計算を、東京理科大学・井上隆教授のご協力を得て行いました。
観点は、CO2排出量の削減効果、暖冷房費用の削減効果及び投資回収年数とし、これに従い、シミュレーション計算を行った結果、以下の予測データを得ました。


  • CO2排出量の削減効果

    日本全国の既存住宅の窓をLow-E複層ガラスへ交換した場合、年間約1,700万トンのCO2が削減できる。(炭素換算で年間約470万トンの削減。)

  • 暖冷房費用の削減効果

    年間の暖冷房費用の削減額は、概ね各都市で戸建住宅では1戸あたり4~7万円、集合住宅では1~3万円となります。(地域により幅が大きい。)

  • 投資回収年数

    住宅の窓をLow-E複層ガラスに交換するのに要する初期費用と、暖冷房費用削減額から算出した投資回収期間は、新築の場合には8~15年程度となり、寒冷地域ほど短くなります。改修の場合には、新築に比べて投資回収期間は長くなって概ね10~20年となり、施工費も考えるとさらに長くなります。
    寒冷地域の一部以外では、窓をLow-E複層ガラスに交換する初期費用を暖冷房費用削減額のみで回収するには長期の年数が必要ですが、Low-E複層ガラスには、投資回収という点以外に、温熱快適性の向上や結露の軽減など住環境の快適・健康という点で大きなメリットがあり、Low-E複層ガラスの採用時には、これらも併せてご判断をいただくことが必要です。
    CO2排出量の削減は、わが国にとって重要な課題であり、その方策の一つとしてLow-E複層ガラスの採用は非常に有効な手段と思われます。板硝子協会としては、その普及推進のためには何らかの公的誘導策が必要であると考えます。

  • (参考)計算条件
    • 熱負荷計算

      住宅用熱負荷計算プログラム「SMASH for Windows Ver2.0」を用い、住宅の1年間に必要な暖房負荷エネルギー(年間暖房負荷)及び冷房負荷エネルギー(年間冷房負荷)を算出した。
      住宅モデルは戸建住宅及び集合住宅、空調運転方法は24時間連続運転及びスケジュール間欠運転、ガラス品種は透明単板、透明複層、高断熱Low-E複層、遮熱Low-E複層とし、カーテンの有り/無しも考慮に入れた。

    • CO2排出量の削減効果のシミュレーション

      熱負荷計算の結果から、日本全国の既存住宅の窓をLow-E複層ガラスへ交換した場合に軽減できる暖冷房エネルギーを算出し、そのエネルギー削減量に相当するCO2排出の削減量を試算した。なお、空調運転条件は、北海道は連続運転、本州以南は間欠運転とする。

    • 暖冷房費用の削減効果のシミュレーション

      熱負荷計算の結果から、住宅の窓をLow-E複層ガラスへ交換した場合に軽減できる暖冷房エネルギーを算出し、各家庭における暖冷房費用の削減額を試算した。なお、空調運転条件は、全ての都市で連続運転とする。

    • 投資回収年数のシミュレーション

      住宅の窓をLow-E複層ガラスに交換するのに要する初期費用と暖冷房費用削減額とを比較し、投資回収年数を試算した。なお、空調運転条件は上記3.の計算結果を使用するので、全ての都市で連続運転となる。

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