会員専用ページ

規格基準

  • HOME
  • 調査・研究
  • ガラスの破壊実験比較レポート
  • 動画で見る、比較実験

建物・自動車などの安全

動画で見る、比較試験

飛来物によるガラスの破壊実験

試験装置

試験装置イメージ図

試験に用いる加撃体

加撃体の種類 加撃体の質量(材質) 衝撃速度 m/s 備考
A 2g±0.1g (鋼球) 39.7
B 1kg±0.1kg (木材) 15.3
C 2.05kg±0.1kg (木材) 12.2 屋根瓦の破片相当
JD 3.0kg±0.1kg (木材) 15.3 屋根瓦相当
D 4.1kg±0.1kg (木材) 15.3
E 4.1kg±0.1kg (木材) 24.4

出典:「JIS R 3109:2018 建築用ガラスの暴風時における飛来物衝突試験方法」による。

  • 加撃体A: 鋼球(飛んでくる小石を想定)
  • 加撃体B〜E

普通フロート板ガラス割れると鋭利な破片が飛び散ります。

A
加撃体Aは厚さ5 ミリから12 ミリ までの普通フロート板ガラスを貫通。亀裂は開口付近にのみ生じた。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
C
木片は貫通し、ガラス厚が厚くなるほど亀裂の入る範囲および開口が広がる傾向があった。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画

網入りガラス(防火用のガラス)火災時に飛散しないようにガラスの中に網が入っていますが、物がぶつかると簡単に網が破れて貫通します。

A
厚さ6.8 ミリ および10 ミリ の網入りガラスを貫通した。その際、亀裂は全体には広がらなかった。

  • 動画
  • 動画
C
中央部、左上部に加撃した場合ともに貫通するが、亀裂は全体には広がらなかった

  • 動画
  • 動画

強化ガラスガラスを約700℃に加熱した後、急速に冷やしてつくったガラス。

A
厚さ5 ミリ から10 ミリまでの強化ガラスを貫通。亀裂は全体に広がった。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
C
中央部、5 ミリ厚の場合は4 回目の衝突で、6 ミリ厚の場合は2 回目の衝突で貫通した。それ以外では1回目の衝突で貫通し、亀裂も全体に広がった。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画

フィルム貼りガラス(部分貼り)既存のガラス面にフィルムを貼る場合は、サッシ等のフレーム内にフィルムを収められない場合があります。部分貼りの試験ではフィルムの端部とゴムの間に約2mmの隙間があるものを使用しています。

A
3点に加撃した場合、ガラス厚さ5 ミリ,フィルム厚さ50μmでは貫通した。フィルム厚さ100μm 以上ではJIS 規定以上の開口および亀裂は生じず、加撃体の貫通も見られなかった。しかし、その後の圧力載荷試験では、ガラス厚さ5 ミリ,フィルム厚さ100μm ではガラスの脱落がありJIS判定に不合格となった。残りは合格した。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
C
全ての試験体において加撃体は貫通しJIS判定に不合格となった。

  •  
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画

フィルム貼りガラス(全面貼り)フィルムを、サッシ等のフレームの中にしっかり収め、
ガラス全面に貼られたものを使用しています。

A
3点に加撃した場合、フィルム厚さ50μm では加撃体が貫通した。フィルム厚さ100μm および350μm では、JIS による規定以上の開口および亀裂は生じず、加撃体の貫通も見られなかった。その後の圧力載荷試験でも、ガラス部分の亀裂は増加したがフィルム部分の亀裂は変化せず、開口の拡大もみられなかったのでJIS 判定に合格となった。

 
C
フィルム厚さ50μm および100μm では加撃体は貫通し、JIS 判定に不合格となった。フィルム厚さ350μm および450μm では、いずれも加撃体は貫通せず,JIS 判定で不合格となるような亀裂および開口は開かなかった。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画

合わせガラス2枚のガラスの間にプラスチックの特殊フィルムを挟み、
熱で圧着したガラスです。

A
全ての試験体において加撃体は貫通せず、中間膜にも亀裂はなく、開口も生じなかった。

  • 動画
  • 動画
  • 動画
  • 動画
C
3 ミリ+60mil+3 ミリおよびガラス厚5 ミリ では、規定以上の開口あるいは亀裂が生じなかったので、その後に圧力載荷試験を実施し、JIS 判定に合格した。

  • 動画
  • 動画
  • 動画

出典:
ここに掲載した実験結果は、科研費(23360246)の助成を受けた研究成果である。
京都大学防災研究所「板ガラスの耐衝撃破壊性状(実験結果データ集)平成23 年8 月30 日」
河井 宏允教授(東京電機大学・京都大学名誉教授) 丸山 敬教授(京都大学防災研究所) 西村 宏昭氏( (財)日本建築総合試験所)
<試験体提供/板硝子協会・日本フィルム工業会>


【動画の再生】
「動画ボタン」をクリックすると動画が自動再生します。
但し、自動再生しない場合や動画データを保存したい場合は下記の方法でダウンロードして再生してください。


【動画データの保存】
「動画ボタン」をマウスで右クリックします。
その際に表示されたメニュー画面より「対象をファイルに保存(windows)」または「リンク先のファイルをダウンロード(Mac)」を選択して保存してください。(お使いのブラウザーによっては自動保存される場合もあります)

統計資料へ戻る

  • 省エネガラスならエコガラス
  • NSG 日本板硝子のエコガラス
  • AGC AGCのエコガラス
  • セントラル硝子プロダクツ セントラル硝子プロダクツのエコガラス
  • 防災安全合わせガラス
  • AGC AGCの防災安全合わせガラス ラミセーフシェルター
  • NSG 日本板硝子の防災安全合わせガラス ラミペーンシェルター
  • セントラル硝子プロダクツ セントラル硝子プロダクツの防災安全合わせガラス ラミレックスBb
  • 新JISに準拠した窓ガラスの光熱性能計算ソフト TOP-G
  • 新しい学校づくりセミナー2021
  • 5団体防犯建物部品普及促進協議会
  • 住宅部品スペシャルサイトジュウテン
  • ガラス産業連合会