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規格基準

機能ガラス

学校におけるガラスの安全設計指針

  • 目的

    この指針は、学校建築のガラス設計にあたり、日常及び非日常時におけるガラス破損によるけがから幼児、児童及び生徒等を守り、併せて維持、管理面を考慮したガラスの安全設計手法の確立を目的とする。

  • 適用範囲

    この指針は、学校建築の校舎、屋内運動場等の新築、増改築及び改修時等における設計に適用し、対象は、開口部、出入口、間仕切り、その他のガラス使用部分とする。

  • 安全設計
    • 安全設計の目標
      日常の事故、非常災害によって起こる人体への災害を防止するために、学校における幼児、児童および生徒等の行動・作為に応じ、ガラスの安全性能を生かした総合的な安全設計を行う。
    • 総合的な安全設計
      • 〔1〕ガラスの持つべき安全性能
        ガラスの持つべき安全性能は、1.破損しにくいこと、2.加撃物が貫通しにくいこと、3.破片が飛散しにくいこと、4.破片が鋭利でなくしかも小粒であることに大別される。
        以下の表にこの安全性能に特に優れたガラスの品種を示す。

        ガラスと安全設計
        ガラス品種 安全性能
        強化ガラス ・破損しにくい
        ・破片が鋭利でなく、しかも小粒である
        合わせガラス ・加撃物が貫通しにくい
        ・破片が飛散しない
        網入板ガラス ・火炎や火の粉の侵入を防ぐ
      • 〔2〕日常の事故に対する安全設計
        日常時における人体およびボール等のガラスへの衝撃に対し、ガラスが破損しにくく、又は破損してもガラスによるケガを防ぐように、幼児、児童及び生徒等の行動・行為と使用場所に応じて、ガラスの安全設計を行う。

      • 〔3〕非常災害に対する安全設計
        地震、風等の非常災害においては、ガラスが破損しにくく、又は破損しても事故につながらないよう、ガラスの安全性能を生かした安全設計を行う。

    • 維持・管理を配慮した設計
      安全設計を行うに当たっては、維持・管理を十分配慮した設計を行う。

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